★が付いているものは、Hachi++(LE版含む)用のコマンドとなります。☆の機能はLE版は含まれません。
Hachiでは、文章が記述されたテキストファイルを読み込ませることで動画を作成する【シナリオ読込】機能を使うことができます。
ただし、文章をそのまま読み上げさせた場合、読み間違いが頻発することがあります。これを回避するために読み仮名を指定したり、あるいは、どのキャラクタに読み上げさせるかを指定するような場合に、シナリオコマンドを使います。
シナリオコマンドには、他にも背景やBGMを指定したりといったように様々な機能があります。
直前の行の読み方を指定します。
使い方)
:[文章]
例)
帝国撫子型アンドロイドHachi
:ていこくなでしこがたアンドロイドハチ
直前行の読みを「音声記号(AquesTalk系)」または「読み仮名」で指定します。
使い方)
@[文章]
例)
帝国撫子型アンドロイドHachi
@テイコク/ナデシコ/ガタ/アンドロイド/ハチ/
待ち時間を追加します。セミコロン1個につき約0.5秒のウェイトが入ります。
使い方)
;[×必要な数繰り返し]
例)2秒待つ
;;;;
背景画像若しくは動画を読み込みます。指定されたファイルが見つからない場合、Hachiフォルダの"material\bgi"フォルダを探しに行きます。
使い方)
*bgi=[画像|動画ファイル名](,[オプション])
例)bgiフォルダに置いた画像(back01.jpg)を背景に指定
*bgi=back01.jpg
[オプション]
BGMを読み込みます。再生は動画の最初から最後までループします。指定されたファイルが見つからない場合、Hachiフォルダの"material\bgm"フォルダを探しに行きます。
使い方)
*bgm=[音声ファイル名] [#q93a1f57]
例)bgmフォルダに置いた音声(bgm2.wav)を指定
*bgi=bgm2.wav
ボイスを読み上げるキャラクタを指定します。"."(ドット)をつけることで設定ファイル名を指定することができます。指定された設定ファイルは、以前の設定を上書きします。※
使い方)
*chara=[キャラクタ名](.[設定ファイル名],パラメータ1,パラメータ2…)
例)hachiに読み上げさせます。
*chara=hachi
例)不破寺真九郎に、設定ファイル"game.txt"を使って読み上げさせます。
*chara=不破寺真九郎.game
カンマで区切ることで、パラメータを指定することもできます。設定可能なパラメータは、キャラクタ設定ファイルの項目と同じです。
例)別ボイスを指定
*chara=hachi,ボイス:Microsoft Haruka Desktop
※設定の上書き 設定ファイルを指定した場合、キャラ設定は各設定を読み込んで該当項目を上書きします。そのため元ファイルで存在していなかった項目を、指定ファイルで設定し、その後、また元ファイルを指定した場合、元ファイルに存在しない項目が設定値は残ってしまうのでご注意ください。基本的に各設定ファイルで指定する項目は一致させておくと良いでしょう。
キャラ素材フォルダを指定することができます。※シナリオの冒頭で使用してください。
使い方)
*charafolder=[キャラ素材フォルダへの絶対パス]
例)立ち絵フォルダを使う。
*charafolder=c:\hachi\character\立ち絵
前景画像若しくは動画を読み込みます。指定されたファイルが見つからない場合、Hachiフォルダの"material\fgi"フォルダを探しに行きます。
使い方)
*fgi=[画像|動画ファイル名](,[オプション])
[オプション]
HTMLファイルの出力を指定します。※デフォルト状態は出力設定
使い方)HTMLの出力をしない。
*outputhtml=no
HTML出力時に使用されるテンプレートを変更します。指定先にファイルがない場合、confフォルダを探します。
使い方)
*htmltemplate=html_template2.txt
字幕プレートを表示します。6種類の字幕プレートが用意されています。(マテリアルパックを導入すると更に増やせます)Hachiと同じフォルダにある "material\textframe"内に、プレートの画像が保存されています。ここに番号を付けたPNG画像ファイルを保存することで、独自のプレートを追加することも できます。その場合は、100番以降をご利用ください。それ以下の場合、作者が新たに追加した字幕プレートの番号と重複して上書されてしまう場合があります。
使い方)
*jimaku=[1~…]
シナリオ冒頭に記述することによって、禁則処理を日本語(JPN)にするか英語(ENG)にするかを指定することができます。
使い方)
*language=[JPN/ENG]
例)
*language=ENG
現在のキャラクタの口パク動画を指定します。動画ファイルはAviUtlで編集可能なものを指定することができます。
使い方)
*mouth=[動画ファイル名]
例)
*mouth=talk.mp4
現在のキャラクタの所作動画・画像を表示します。動画ファイルはAviUtlで編集可能なものを指定することができます。 キャラ設定オプションを使用することができます。再生速度を除くキャラ設定オプションは以降に引き継がれます。★β1.7~
使い方)
*movie=[動画または画像ファイル名](,[キャラ設定オプション]|再生速度:)
例)カットインを2秒入れる。
*movie=カットイン.mp4,time:2
音声なしで文章出力のみ行います。
使い方)
*novoice=yes
最初のフレームから、キャラクタが初登場するまでの間に表示されている待機動画を追加しません。 これを指定すると、シナリオでキャラクタが初めて登場するまで非表示になります。
使い方)
*onyourmark=no
※シナリオ冒頭で指定します。
出力フォルダを指定することができます。※シナリオの冒頭で使用してください。
使い方)
*outputfolder=[出力フォルダへの絶対パス]
例)"c:\hachi\output3"に出力する。
*outputfolder=c:\hachi\output3
動画を出力します。
使い方)
*outputmovie=yes
※まだ試験的導入段階で*bgi指定によるJPG背景画像しか使えない、音声は1チャンネルのみといった制限があります。
条件分岐をします。使用後は必ず*rpgendifで閉じてください。
使い方)
*rpgif=[MODE]:[条件]
[MODE] スイッチ
[条件] #[変数番号]:[ON|OFF]
[MODE] 値比較
[条件] #[変数番号][式][比較値|#[比較変数番号]]
[MODE] セルフスイッチ
[MODE] タイマー
[MODE] アクター
例)変数0001が5だったら、ラベル"q5"へジャンプ
*rpgif=値比較,#1==5
*rpgjump=q5
*rpgendif
会話をキャンセルするコマンドセット
使い方)
*rpgcancel ※個別指定
*rpglinecancel=yes ※冒頭に記述すると全文章にキャンセルを追加
RPGツクールMVのボイスイベント出力で指定画像を非表示にします。
使い方)
*rpgdelpic=[ピクチャ番号]
例)
*rpgdelpic=1
指定のラベルへジャンプします。
使い方)
*rpgjump=[ラベル名]
ラベルを追加します。
使い方)
*rpglabel
シナリオ途中で新規マップを追加します。
使い方)
*rpgnewmap
音声出力の際に、OGGと同時にM4A形式も出力します。
使い方)
*rpgcreatem4a=yes
RPGツクールMVのボイスイベント出力で画像表示を行います。画像ファイルを指定する際にフルパスでない場合、キャラクタフォルダ・素材フォルダを探しに行きます。
使い方)
*rpgpic=[ピクチャ番号],[画像ファイル]
例)
*rpgpic=1,hachi.png
RPGツクールMVにボイスイベントが付いた新規MAPを生成します。シナリオ読込が終了した後にRPGツクールMVプロジェクトが起動します。
使い方)
*rpgprojectfolder=[RPGツクールMVプロジェクトフォルダパス]
例)
*rpgprojectfolder=c:\user\hachi\Desktop\Project1
選択肢を開始します。必ず最後は*rpgendselectで閉じてください。
使い方)
*rpgselect=選択肢1,選択肢2,[選択肢3],[選択肢4],[選択肢5],[選択肢6],キャンセル番号,デフォルト番号,位置,背景
※3つ目以降の選択肢は省略できますがカンマで区切る必要があります。
※パラメータ
位置: 0:左 1:中央 2:右
背景: 0:ウィンドウ 1:暗くする 2:透明
例)2択
*rpgselect=答え1,答え2,,,,,1,0,2,0
各選択肢の処理を開始します。必ず*rpgpuncで閉じてください。
使い方)
*rpgselectact=[選択肢番号],[選択ラベル]
例)
*rpgselectact=0,選択肢1
区切り処理を挿入します。
使い方)
*rpgpunc
選択肢を終了します。
使い方)
*rpgendselect
RPGツクールMVの変数操作を行います。
使い方)
*rpgvar=value1,operation,operand,value2
value1:対象変数番号(範囲の場合は':'で区切る)
operation: 代入、加算、減算、乗算、除算、剰余
operand: 定数、変数、乱数、ゲームデータ、スクリプト
value2:設定値(範囲の場合は':'で区切る)
例)
*rpgvar=1,1,代入,乱数,1,10
変数0001番に、1~10の範囲の乱数を代入する。
動画作成が終了した直後に指定されたバッチファイルを実行します。
使い方)
*runbat=c:\scripts\normalize.bat
待機動画(もしくは画像)と口パク動画(もしくは画像)を同時に同じものを指定します。*wait=と*mouth=で指定するファイルが同じものである場合、このコマンドを使うと1行で済ませることができます。
使い方)
*set=[動画(もしくは画像)ファイル名]
待機動画もしくは口パク動画のひとつを指定すると自動的にもう一方の動画を指定します。具体的にはファイル名に"talk"という文字列が含まれていた場合、それを"wait"に置き換えた動画を自動設定します。
使い方)
*seta=[動画(もしくは画像)ファイル名]
音声ファイルを読み込みます。このコマンドの直下の行が、音声再生時の字幕として表示されます。RPGツクールMVの出力が指定されている場合、プロジェクトフォルダにOgg変換した音声をコピーし、イベントに追加します。
使い方)
*sound=[音声ファイル名]
ネット公開用にMP4->webm形式、音声ファイル→ogg形式の変換を行います。また【シナリオ読込】完了時にAviUtlではなくティラノスクリプトを起動します。
使い方)
*script=tyranoscript
使い方)ノベル形式を指定 ★
*script=tyranoscript_novel
記述された位置で、ティラノスクリプト内にラベルを生成します。
使い方)
*tlabel=[ラベル名]
※ラベル名自体に"*"は不要です。
ゲームに選択肢を追加します。
使い方)
*tlink target=*[ラベル名],[選択肢メッセージ]
例)
*tlink target=*start,始めに戻る
*ts
"*t"を先頭に付けることでティラノスクリプトのコマンドが使えます。
例)停止コマンド[s]
*ts
例)改行コマンド[r]
*tr
シナリオ読込処理が終了した際に、AviUtlを起動するかどうかを指定します。
使い方) AviUtlを起動させない。
*startaviutl=no
セリフ出力ログをlog.txtに出力します。
使い方)
*writelog=yes
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